沖縄の冬の夜に見ることができる風物詩「キクミネーション」。
ホテルや観光施設のクリスマスイルミネーションもきれいですが、「キクミネーション」も幻想的な風景なので夜のドライブでぜひ見てほしい風景です。
きっと病みつきになっていろんなスポット巡りにハマるはず。
キクミネーションとは
キクミネーションとは、菊の開花時期を調整するため夜間(23時~翌4時ごろ)に菊畑に明かりを当てる栽培方法の”電照菊”のこと。
イルミネーションとミックスして”キクミネーション”と呼ばれています。
沖縄の菊の生産は日本でも随一の量を誇っていて、冬の時期は沖縄県産菊が大半を占めるとも言われているほどなんですよ。
沖縄出身アーティストのかりゆし58の歌う「電照菊」では電照菊の風景が歌われていたりして、地域によっては見慣れた風景にもなっているようです。
キクミネーションの盛んな地域は県内でもいくつかありますが、今回は中北部の恩納村喜瀬武原のキクミネーションをレポートします。
恩納村喜瀬武原の場所
恩納村喜瀬武原は恩納村から金武町へ本島中北部を横断する県道104号線付近の地域となります。
キクミネーションを見ることができる場所は県道104号線沿いとのこと。
国道58号線を名護向けに北上し、恩納村安冨祖の信号を右折。
金武町方面へ横断する県道104号線に入り、街灯のない山道を進みます。5分程何もない山道になりますが心配せず車を走らせましょう。
山道を通り抜けると突然電照菊の光が両サイドに広がります。このあたりから電照菊を見ることができるエリアになります。明るすぎてびっくり!
このあたりからところどころに電照菊畑があり、キクミネーションを見学できるスポットになるので鑑賞を楽しみましょう♪
キクミネーションレポート
喜瀬武原のキクミネーションは104号線の両脇に電照菊畑が点在する感じで、糸満市古波蔵の一帯が電照菊畑という感じではないです。
車でちょこちょこ移動しながら、各所のキクミネーションを楽しみましょう。
23時過ぎに到着した時にはすでに明かりが灯っていたので23時前後であれば見学できるはず。
明かりのバリエーションは白熱灯以外にも真っ赤なものや、白みがかったものなど色とりどりの明かりが見れました。
成長度合いによって明かりを変えているのでしょうかね。
104号線から少し中の小さい道に入ると道の両端に広がる電照菊畑!
昼間かってツッコミたくなるほど明るいです。
真っ暗な中で煌々と光る菊畑は幻想的で見ていて飽きませんね。
区画ごとに成長度合いが異なる菊たち。ある程度成長して背丈があったほうが緑がきれいで見栄えが良いです。
キクミネーション見学のポイントおさらい
喜瀬武原のキクミネーションを見学するにあたってのポイントや注意点をお伝えします。
・電照菊が見れる時期は一般的に12月~3月頃の深夜23時から翌4時頃
・明るいので一眼レフカメラ(アサヒはAPS-C)三脚なし・スマホでも写真撮影できました
・菊畑以外の道は暗い場所も多いので懐中電灯など明かりを持っていくとGood
・沖縄といえど冬の夜は寒いので防寒はしっかりしていくのがGood
・未舗装の道もあるので歩きやすいスニーカーなどで見学がGood
・電照菊畑は集落内にありますのでやかましくするのは厳禁。静かに見学しましょう
・畑の中には立ち入らず、外から鑑賞しましょう
・近くにはお手洗いなど施設はないので、事前にすましてから向かいましょう
・ゴミなどはポイ捨てせず持ち帰りを
その他のキクミネーションスポット
冬の夜の風物詩”キクミネーション”は一見の価値ありの風景です。
沖縄県内では喜瀬武原以外にもキクミネーションを楽しめるスポットがいくつかありますので、夜のドライブを兼ねて一度、幻想的な光景を見学に行ってみてくださいね!
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