那覇市の北側に位置する浦添市。
浦添市には伊祖城跡、浦添城跡など歴史的な遺跡や、外人住宅を改装したカフェ・雑貨屋等の観光地が多数あります。
そんな数ある観光地の中で、歴史の道をたどる『中頭方西海道』なる琉球王朝時代の街道が今も残っています。歴史の道で琉球王朝時代の風を感じてみませんか。
中頭方西海道とは
中頭方西海道は第二尚氏尚寧王の命により整備された”首里~浦添~中頭~国頭方面”を結ぶ幹線道。
琉球王朝時代は首里王府からの伝令や租税の上納に使われていたそうです。
ところどころに石畳の道等が残っており、琉球王朝時代の面影を感じることのできる歴史の道となっています。
安波茶橋と石畳道
安波茶橋と石畳道は中頭方西海道の一部で、浦添市安波茶を流れる小湾川をまたぐ石橋と石畳道が残っています。
赤瓦の東屋が入り口の目印。東屋を抜けると下りの階段になっていて、途中には6月~7月頃が見ごろのサガリバナが咲いていました。
階段を下ると石畳道と石橋(北橋)にご対面!
小湾川にかかる南橋はさらに重厚な雰囲気が漂っています。
安波茶橋と石畳道を階段上から眺めるとその範囲は結構せまい。
アパートやマンションに囲まれポツンと残された遺構は、その場所だけ時間の流れが止まっているかのような錯覚を覚えるほど。不思議な感覚になります。
北側には急な階段があり、上ると松並木で昔の街道の雰囲気を再現されています。
アクセスはやや大変ですが、琉球王朝時代の雰囲気を感じることができる場所でした。
浦添城跡など付近の史跡散策に加えて見に行ってみると良いですよー。
夏場は虫よけと、熱中症対策をお忘れなく。
安波茶橋へのアクセス
アクセス方法は車、公共交通機関を利用の場合はバス・ゆいレールの2通り
車:安波茶橋付近には駐車場がありません。15分~20分くらいかかりますが、添市役所または浦添城跡の駐車場を利用して徒歩で訪れるのが良いです。
バス:安波茶橋の目の前に茶山団地駅があり「119番城間線」が通っています。
ゆいレール:浦添前田駅が最寄り駅ですが徒歩で30分位かかります。浦添城跡もセットで散策するプランがおススメです。
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